中島みゆき『時代』

こんにちは、山本です。

「家に帰って早く寝たい」

仕事で疲れたとき、誰しもがこう思います。

「やっぱり実家は落ち着くなあ」

盆暮れ正月、都会の荒波に揉まれた日常から解放される
一時の安堵。

僕らは、“当たり前”に帰る場所を求めます。



一方、帰る場所を求めない人もいます。

・・・旅人。

沢木耕太郎の『深夜特急』に憧れたバックパッカー。

自分探しという大義を掲げ旅をする。

・・・ノマド。

今でこそ、憧れ的な意味を含んだ言葉で使われているけど、
一昔前までは忌み嫌われるものでした。

ノマドは“非完結の社会”の代名詞。

つまり、一言で言えば“得体の知れない存在”だから。



そんな、帰る場所を求める人、帰る場所を求めない人。

一見、真逆の方向を歩いているように見えるが、
実は、同じものを目指して歩いている。



・・・自分の居場所。



彼らは、“自分の居場所”を求めている。

それは、家があるとかないといった物理的な居場所ではなく、
今の自分が歩んでいる道、その「今」歩んでいる道を「確認する」、、、

いや、「確認しなくてはいけない」が故の
“自分の居場所”なんだ。

ただ“居場所”というと、どこかに常に存在しているように思える。

でも実際は、立ち止まっていては確認できない。

だから、例えどんな状況にいたとしても僕らは歩き続ける

・・・歩き続けるしかできないのだ。

だって、“自分の居場所”を見つけられる人は、
「今」を歩き続ける人だけだから。



ライターズ・ジャーニー 文章は旅である。



ありがとうございました。

山本



「旅を続ける人々は
 いつか故郷に出会う日を
 たとえ今夜は倒れても
 きっと信じてドアを出る
 たとえ今日は果てしもなく
 冷たい雨が降っていても

 (中略)

 今日は倒れた旅人たちも
 生まれ変わって歩き出すよ」

(中島みゆき『時代』)

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