オバマの言語感覚

こんにちは。
山本です。

本日考察する本はこれです。

オバマの言語感覚_~人を動かすことば~

オバマの言語感覚 ~人を動かすことば~
 東 照二 著
 NHK出版
 生活人新書

今さらオバマ?と思わないで下さいね。
別にオバマにスポットを当てたいのではなく、「人を動かすことば」というものにスポット当てて考察したいと考えていますので。

まっ内容としては、著者である東照二さんが、専門である社会言語学の観点から、昨年にアメリカ合衆国大統領に就任したバラク・オバマの演説を元に、なぜあれほどの熱狂が全世界で起きたのか?彼が使った言葉はどのように人を惹きつけていたのか?を紐解いている感じですかね。

わが国前首相の麻生さんとの対比や、対立候補であったマケイン氏との討論会、大統領選での最大ピンチを彼はどのような内容の演説で乗り切ったのか、など、実際の出来事を元に説明してくれているので、読みやすい内容となっています。

ただ、本の内容だけ見るとオバマの特徴的な演説のみを切り取っていますので、「オバマ最高!」ってなりがちですが、そこはあなたが判断してくださいね。


では、早速僕なりの読書考察です。

  • 何かを相手に伝えたい場合、聞き手に重点を置く

本を読めばわかるのですが、オバマは聞き手を本位とする演説を徹底していました(We can changeの“We”が代表的ですかね)。

結論を簡単に言ってしまえば、そこが肝となります。
むしろ、そこだけ徹底しろって感じです。

兎角、我々は自分本位に物事を考えがちです。

「私が」「俺が」「私だけ」「俺だけ」・・・・

人間誰しも最終的には自分が一番かわいいですから、思考傾向が自分本位に偏りがちになってしまうのもわからないでもないのですが、我々は1人で生きている訳ではありません。
自分以外の他者とコミュニケーションをとることにより、自分の価値観を常に更新し、学び、考えることによって成長している訳です。

他者がいてこそ、自分が在るのです。

只やっぱりそういった思考はなかなか難しいらしく、普段の生活に目を向けると、愚痴ばかり言う人が多いのが事実です。

で。

愚痴をこぼす人を見て、僕なりに「愚痴の根本」を探ってみました。
世知辛いストレス社会ですから、愚痴の内容は千差万別です。
十人十色。聞いてるこっちまで気がめいってしまうくらいの、愚痴のオンパレード。「よくもまぁ口を開けば愚痴ばかりいえるものだ」と、逆に感心してしまう今日この頃。

そんな愚痴のシャワーを浴び続けた僕が、導き出した愚痴の根底は、全くの私見とはなりますが以下の2つです。
(あながち外れてはいないと思います)

1つは、お金。
もう一つは、人間関係。

今回の読書考察対象である「オバマの言語感覚~人を動かすことば~」には、ストレス根底2つめ「人間関係」を改善させるヒントがあります。

そう、それが、

  • 聞き手を中心としたコミュニケーション

ということです。

本で紹介されている言葉を使えば「ラポート・トーク」や「巻き込み」といった表現になるかと思います。

つまりは、話し手と聞き手が対峙するのではなく、互いに同じ方向を見ていく。関係構築を1番の目的とする、って感じですかね。

まっコミュニケーションを考えた場合、当たり前といえば当たり前なのですが、この当たり前なことさえ忘れてしまうのが、我々人間です。
(日常考察でも似たような事書きましたので、よかったらどうぞ→挨拶と架け橋

特に人間関係で悩んでいる人の話を聞くと、視野がひじょーに狭くなっているのがわかります。

こんな言い方をしてしまっては元も子もないですが、他人を変えるのって難しい、というか無理です。その人が変わろうとしない限り無理なのです。

じゃどうすればいいのか?

・・・・・

自分が変わればいいのです。

普段の生活・仕事の中で、相手の事を考えた接し方をする。相手の事を考えた言葉を選ぶ。これだけで世界が変わりますよ。

まっ世界が変わるってのはちょっと大袈裟かもしれません。
単にあなたの脳みそが変わったってだけですからね。

でも、これがすごく大事なんです。

脳みそを変化させるって、つまりは自分で考えるって事ですからね。

そうすると自然と普段あなたが使う言葉が変わってきます。

「オバマの言語感覚~人を動かすことば~」は、単にオバマの卓越した演説能力を感心するものではなく、また、社会言語学が言葉を人間関係のダイナミズムという視点でとらえる学問であり、こんな見方があるのね、って感想を抱くものでもなく、あなたの生活に役立つ言葉の使い方を教えてくれている本です。

それこそが、この本の存在意義、本当の価値ではないかと、僕は考えます。

オバマを「大統領だからすごいな~」って思うだけではなく、彼の手法をあなたなりに当てはめてみて、普段の生活・仕事に役立ててみてはいかがでしょうか。

まっこの本を必ず読みなさい、とは言いませんが、折角時間をとって本を読むんですから、読んで終わりではなく、何かしらに活かす努力を一緒にしていきましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

山本 和広

読書考察

  • 何かを相手に伝えたい場合、聞き手に重点を置く

それが人間関係を良くする手段の一つである。

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