挨拶と架け橋
こんにちは。
山本です。
あなたは挨拶をどう考えていますか?
普段気にもとめない挨拶を考察することによって、より善い人間関係が築けるポイントが見えてきます。一緒に考えてましょう。
まず、最近挨拶しない人(できない人も含む)多いと感じませんか?
日常生活の場でちょっと思い返してみてください。
一人や二人顔が浮かんできたと思います。
では、あなたはその人に対してどういう印象を持っていますか?
若しくは、周りからのその人の評価はどうでしょうか?
簡単に言えば、大した評価はされていないはずです。
というか評価どころか、関心がないかもしれません。
関心がないどころか、嫌いかもしれません。
結論から言いいますが、挨拶は人間関係(コミュニケーション)の基礎です。
故に、基礎すらできない人間に信頼を置くことはできないのです。
ではここで、コミュニケーションを普段の生活に置き換えて考えてみましょう。
僕はここ数年ある光景が異様に映ってしょうがありません。
街中での携帯電話です。
電車の中といった場所は勿論、歩きながら、自転車に乗りながら、車を運転しながら(法律で禁止されているはずなのですが・・・)、至るところで携帯電話を手にした人を見かけます。
普及率95.6%とかどこかで発表されていましたので、持ってない人を探すほうが難しいのでしょう。
そんな中、考察対象とするのは携帯依存の方々です。
そもそも四六時中携帯を眺めている有象無象は、何をしているのか?
少し調べてみました。
メール・ゲーム・ネット
カテゴリ的にはこんな感じでしょう。
まっコンテンツは表面的な事象なので、考察する必要は全くないのですが。
ではいったい、彼らは何が目的で携帯電話に依存しているのか?
よく言われるのは「情報の取得」です。
ではなぜ彼らは情報が必要なのでしょうか?
友達との会話についていくため。
仕事のヒントを得るため。
欲求を満たす情報詮索。
etc
考えたらキリがないです・・・。
考えるのはその根本です。
行動には必ず何かしらの原因がありますから。
僕なりに、日々電車やら街中らやらで見かける携帯依存の彼らを考察した結果、導き出した結論は、
- 安心感
という感情でした。
彼らは、何かの情報を得ることによって安心感を得ているのです。
- 得る=安心
これが携帯依存の方の根本です。
今回、たまたま例として携帯依存の方を考察しましたが、多かれ少なかれ「現代人」というカテゴリに当てはめても、そこまで外れてはいないのかぁ・・・むしろ、これが現代人のコミュニケーションではないのか、と僕は考えております。
では、このコミュニケーションを前提に、これと対極にある最も嫌がられる行為は何だと思いますか?
安心の逆ですね。そう「奪われること」です。
- 奪われる=不安
つまり。
現代人のコミュニケーションの特徴は簡単にまとめると、
- 得ることによって安心を得て
- 奪われることに恐怖する
といえると思います。
僕が住んでいる東京は、よく「無関心」と揶揄されますが、この無関心という状態は奪われることを極度におそれた結果、現れる表面的な事象でしかないのです。
とはいえ、人間はコミュニケーションなくしては生きていけません。
だって、一人で生きているのではないのですから。
で。
本題です。
なぜ我々は挨拶をしない人(できない人)に関して、好感を抱けないのか?
先ほどの
- 得ることによって安心を得て
- 奪われることに恐怖する
を考慮して考えてみてください。
「挨拶をしない」ということは、「挨拶をもらえない」ということですよね。
ということは、安心できない、という感情になり、コミュニケート不成立、と判断してしまうからではないでしょうか。
あなた視点をフローにしてみると、
挨拶をしない人がいる
↓
挨拶をもらえない
↓
安心できない
↓
コミュニケート不成立
さらに、、、
コミュニケート不成立
↓
何か安心できない
↓
何か奪われるかもしれない
↓
関わりたくない
↓
無関心
という判断をしてしまうのが、現代人のコミュニケーションだと、今の僕は考えています。
僕も今まで色々な人と出会ってきましたが、印象に残らない人、仕事ができない人、あまり関わりたくない人の多くは挨拶ができない人だったと思います。
逆に言えば、挨拶さえしっかりしていれば、平均以上の評価はもらえると最近は確信しています。
(それだけ挨拶ができない人が氾濫しているということですけどね・・・)
挨拶は相手とコミュニケートする最初の架け橋です。
架け橋が架かっていないのに、何かを求めるのはそもそも無理だと思いませんか?
もし、あなたが今、あなたの人間関係に不満・不服があるなら、一度挨拶という視点で考え直してみるのもよいのではないかと思います。
毎日会う職場の人でも、友達でも、家族でも、面倒だと思わずに、きちんと挨拶することをお勧めします。
■まとめ
- 挨拶できない人は評価も低い
- 現代人は「得ることによって安心を得て」「奪われることに恐怖する」
- 挨拶はコミュニケートの最初の一歩