「やりたいことがない」と悩むあなたへ【Vol.10】運動と呼吸と食事(その3:食事)
こんにちは、山本です。
前回は、「モチベーションが続かないときの具体的な3つの対処方法」
1. 運動
2. 呼吸
3. 食事
の「2. 呼吸」をお伝えさせて頂きました。
今日は、「3. 食事」についてです。
食事に関しては「身体が喜ぶものを食べましょう!」に尽きるとは思うのだけれど、「やりたいことを見つける」を考えた場合、前回の呼吸同様、エネルギーという視点から食事を考えていきたいと思います。
よろしくお願いします。
食べることでエネルギーは回復する。それは間違いではないけれど・・・
ポパイじゃないけれど、お腹が減ったとき力は出ませんよね?
スニッカーズのCMじゃないけれど、お腹が減ったときは沢尻エリカになってしまいますよね?
ですので、食事によってエネルギーを回復するというのは当たり前のことなのですが、、、
食後に、眠くなったり、胃もたれをした経験ってありません?
ランチタイムから帰ってきて、「さあ午後も仕事頑張るぞ!」と思いきや睡魔が襲う。
「パワーをつけなくちゃ!」と食べたトンカツなのに、逆に胃もたれにやられる。
ありますよね?
「粗悪なもの食べたからだよ」とか、「年なのに無理してトンカツなんて食べるからだよ」と言われるかもしれませんが、ここでお伝えしたいのはそういうことじゃなく、
消化にもエネルギーは使われる
ってこと。
「人間の身体にとって最も多量のエネルギーを必要とするのは消化である」
一説には、一般的な食事をしている人はフルマラソンに匹敵するエネルギーを消化に使う、とも言われております。
まあ、フルマラソンでも、トライアスロンでも、タフ・マダーでも何でも構いませんが、消化にエネルギーが必要だってことはあなたもご納得頂けるはず。
でね、「1日3食バランスの取れた食事を」と僕らは刷り込まされていますが、果たして本当に3食も必要なのか?を考えてみたいのです。
そりゃ育ち盛りの中学生や、食事もトレーニングの1つに入るようなスポーツをしているアスリートなどは、3食と言わず5食6食と食べる必要はあるかと思いますが、僕らのようないい年ぶっこいたおっさん、おばさんが3食も食べる必要があるのか?です。
飽食の時代に生まれて
人類の進化は「カロリー獲得競争」とも言い換えられます。
生きるため、生き残るためには、如何にカロリーを摂取するか。
正に「Are you hungry?」です。
それが今じゃ生存を目的としたカロリー摂取の必要はなく、より高次の欲求を目的としたカロリー摂取が当たり前の時代です(これが悪いと言いたい訳じゃないので誤解しないで下さいね)。
そんな時代に本当に1日3食も必要なのでしょうか?
「癌の原因は過食とストレス」
と言われています。
戦前は感染症、戦後しばらくは結核が死因第1位でしたが、ここ30年は癌。
高度成長期も終わりに近づき、豊かさが「当たり前」の時代になった頃からとも言えます。
果たして本当に1日3食も必要なのでしょうか?
コンビニに並ぶ本のタイトル
最近のコンビニには雑誌以外に本も売ってますよね?
コンビニですから、哲学書なんて置いても売れる訳がありませんので、いわゆる「ポップ」で「キャッチー」な本が並ぶのですが、その本のタイトルには「悩み」「解消」「幸せ」「生きる」「思考法」「運命」「変え方」といったキーワードが並ぶ並ぶ。
もちろんこれらのキーワードはどの時代の人にも共通してあるものだとは思いますが、コンビニにある(=大衆的に売れている)という点に注目したいのです。
古代ギリシャのお偉いさんが哲学を出来たのは「暇」だったからと言われております。
だって日々の雑用は全部奴隷にやらせていたのだから。
言い換えれば「頑張らなくても生きることが出来た」とも言える。
コンビニに並ぶ本。
毎日が生きることで必死な人に響くタイトルなのでしょうか?
「ハングリー精神がなくても生きていける時代」
これがいいのか悪いのかという議論は置いておき、ここで考えたいのが「なぜハングリー精神がなくなったのか?」ということ。
(もちろんハングリー根性バリバリの野生児もいますので、「全体的に見て」という意味で捉えて頂ければと)
「ハングリー精神」って抽象的な言葉だと何とでも言えてしまうので難しいのですが、「えいやあ!」と“精神”という単語を取っ払うとすれば、、、
皆、お腹が空いてないってことなんだよね。
お腹を空かせてみよう!
頑張らなくてもカロリーが獲得できる時代。
生存を考えれば恵まれた時代。
でも、幸福を考えた場合はどうなのかな?
あなたは、やりたいこと、夢、目標を見つけたいと、ここまで読んで下さっているわけです。
あなたが、男性なのか、女性なのか、お年がいくつなのか、どんな仕事をされているのかはわかりませんが、ここまで読み進めた理由は「幸福」になりたいからですよね?
じゃなきゃ、やりたいこと(夢、目標)を見つける必要なんてないわけですから。
「幸せになりたい!」
に理由なんてありません。
人は幸せになるために生まれてきているのですから。
だったら、敢えてお腹を空かせてみましょう。
時代に逆行してカロリー摂取を控えてみる。
今まで消化に費やしていたエネルギーを、やりたいことを見つけるためのエネルギーに振り分ける。
試す価値あると思いませんか?
継続にもエネルギーは必要
僕は今まであなたに、やりたいこと見つける「きっかけ」をお伝えしてきたつもりですが、折角やりたいことを必死こいて見つけたとしても、それを継続させるエネルギーがなかったら意味がありません。
「運動」「呼吸」「食事」を継続という文脈でも意識し読み返してみて下さい。
今日は以上です。
ここまでありがとうございました。
山本