嫌われる勇気(アドラー心理学)を実践できない理由



「世界はどこまでもシンプルである。」

こんな文章から始まる『嫌われる勇気』。

今、どこの本屋でもレジ横に平積みされている
ポップでキャッチでキュートな新書。

「アドラー心理学」の入門書的な位置づけだとは思いますが、
ジャンルとしては自己啓発書になるのではないでしょうか。

そういう意味では、忌み嫌う人も多いかもしれません。

と言うのも、この手の本は読んだ当初は

「目の前の景色が一瞬にして変わりました!」

「価値観を根本から揺さぶられる本!」

「生きるのが楽になる!」

と、興奮気味に前のめりになるのだけれど、時が経つにつれ、

「なんとなーくわかるけど、なんとなーくわからない。」

「否定はできないけれど、何をどう実践したらよいのか
 わからない。」

「現実は違うし」

と、喉元過ぎればじゃないけれど、
読み終えた時の熱量はどこへやら。

「え?アドラー?そんなの流行ってたね」

と、いつもと変わらずの日常を過ごしがちになる。

なぜでしょうか?

哲学書より難しい?

『嫌われる勇気(アドラー心理学)』を読まれた方は
おわかりかと思いますが、めちゃくちゃ読みやすい。

読書時間は読みに対する個々人の姿勢によりけりなので
比べる意味はないのですが、敢えて言えば2時間もあれば
通読はできてしまう。

でね、自己啓発・成功哲学・スピリチュアル、
なんと言ってもよいのですが、この手の本は
書き手の実力に依存するところではありますが、
そこら辺は好意的に見たとして、たぶん
「真理」が書いてあると思うのです。

だから、「なんとなーくわかるけど・・・」なのです。

でも逆に言えば、なんとなくしかわからないのも事実。

「宇宙の法則によると」と言われても、
「なんとなーくわかるけど、なんとなーくわからない」、
これと同じ。

そういった意味では哲学書より読むのが難しいと言われているのが、
『嫌われる勇気(アドラー心理学)』とも言える。

だって、論理を超えた普遍的なものを語っているのだから。

知識と実践

『嫌われる勇気(アドラー心理学)』を読むことで

「原因論の住人である限り一歩も前に進めない」とか
「課題の分離」とか
「自己受容・他者信頼・他者貢献」

と言った知識は手に入りますが、これをどう実践したらよいのか
わからないのが正直なところではないでしょうか。

「他人の顔色を伺うのは自分の人生を生きていない
 と書いてあったけど、あの上司に意見するなんて、
 今の私にはできないよ」

ってな感じで。

ただ、解決策になるかは人それぞれですが、
『嫌われる勇気(アドラー心理学)』には
こんな一節があります。

「我々が対人関係の中で困難にぶつかったとき、
 出口が見えなくなってしまったとき、
 まず考えるべきは「他の共同体の声を聴け」
 という原則です。」(『嫌われる勇気』P.193)

簡単に言えば、


  • 違う共同体(社会)にいる他者と交われ



ってことです。

他者との交わりこそが実践の場です。

僕は先日、野暮用で湘南に行った際、
国道134号線沿いにある堤防に座り、
江ノ島に沈む夕日を見ていたらふいに

「山本くんは不器用だよね。」

と言われました。

自分のことを「器用」だと信じて疑わなかった
自己理解が崩れる瞬間。

それは、他者との交わりの中で突如として生まれる
新しい自己の発見を経験した瞬間でもありました。



つまりは、自分のことは自分が一番よくわかないってこと。

そう考えれば、本(『嫌われる勇気』)だけ読んで、
「はい、幸せになりました。」は原理的にありえない
ことですよね。

と言うことで、そんな場をつくります。

メルマガの読者さんには事前にご連絡しているのですが、
近々にそのような交わる場をつくりたいと考えております。

『嫌われる勇気(アドラー心理学)』を踏まえつつ、
あるテーマについてディスカッションをするような場。

何か答えがあるものでもないし、答えを求めるものでもない、
でも、参加したら・・・なんか違った視点が得られた。

そんな場にしたいと思います。



具体的な詳細はもう少し決まってからご案内させて頂きますが、
先立ってはメルマガにてご案内するかとは思いますので、
もしご興味があればこちらからメルマガ登録して頂ければと思います。

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僕自身、こうやって一方通行でブログを書くよりも、
リアルに交わることで新しい発見があることは
わかっていますので、少人数でも開催するつもりです。

ではでは。

ここまでありがとうございました。

また明日。

山本



追伸
「アドラー心理学を実践する初めの一歩」と題した無料レポート書きました。ご興味があればご覧下さい。

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