無駄なものばかり。
自分の部屋を見渡して見て下さい。
もしあなたが部屋にいない場合でも、目を閉じて自分の部屋を思い出して下さい。
お気に入りのソファーから見える景色でもいいし、ハーマンミラーに深く腰掛けて見る机の上の景色でもいい。
そして冷静に客観的に判断してみて下さい。
「そこにあるものは生きる上で必要なものですか?」
こんにちは、山本です。
僕らは無駄なものに囲まれています。
人を生物学的に見れば、空気があって、細胞の中のミトコンドリアがエネルギーを生産できれば人は生きていけるわけですが、いまあなたに見渡してもらったその景色のほとんどは、生きる上で必要なものではありません。
「これが欲しい、あれが欲しい」
人間だったら当たり前にある欲求です。
僕の甥っ子は物心ついた頃から電車に夢中で、そんな彼の欲しいものリストの上位は変わらず「東急線のNゲージが欲しい、ドクターイエローのプラレールが欲しい」です。
おもちゃ箱には入りきらない程の量のNゲージがあるのにも関わらず。
無駄だから欲しい。
僕からしたら邪魔で部屋のスペースを無駄に占領するだけのNゲージ。
でも甥っ子の中では、彼の想像をかき立て、無色透明の世界をパッと一瞬で色づかせる素敵なものがNゲージ。
無駄なものが無駄じゃない。
今の彼の世界にはNゲージという無駄なものは必需品なんだよね。
自分勝手な価値判断
価値ってものは客観的に決まるものではありません。
僕にとってNゲージなんて全く必要のない無駄なものですが、甥っ子にとってはお年玉を貯めてでも欲しい無駄なものなのです。
「人それぞれ」とあなたも言ったり聞いたりするかとは思いますが、異論はありませんよね?
でも、そんな当たり前のことを僕らは直に忘れます。
「こんなもの誰が必要なんだよ」
「他の製品の方が安いし性能もいいから売れないよ」
価値を勝手に判断してしまう。
「別にいいじゃん」
そう思われた方もいるでしょう。
確かに、価値は自分勝手に判断するものですからそれでも構いません。
構わないのですが、ほとんどの人が「あるもの」に対しては間違った価値判断を持っていることに注意しなくてはいけません。
それは、、、
自己に対する間違った価値判断
です。
要するに「自己評価が驚く程に低い」ってこと。
サラリーマン時代、半期に一度賞与査定のために自己評価なるものをやらされました。
自分が設定した課題に対しての自己評価。
こんなもん自己評価なのだから遠慮せずにオールAをつければいいと僕なんかは思うのですが、ほとんどの人は
「いや、、、これはちょっと出来なかったから、、、」
と言って遠慮がちにBとかつけるわけです。
そりゃ、何もしてなければAとかはつけれないけれど、毎日仕事をしてるわけじゃないですか。
だったら遠慮せずAをつければいい。
自己評価なんだからね。
これは、色んな人と話をしていて思うことだし、コンサルタント、ヒーラーを生業にしている人に聞いても同じ意見です。
皆一様に「自分に自信がない」ってわけです。
無駄なものだからこそ価値がある。
もう一度、自分の部屋を見渡して見て下さい。
無駄なものばっかりでしょ?
でもあなたは、そんな無駄なものに価値を感じているから部屋に置いたわけでしょ?
そもそも論、人間自体この地球から見たら無駄なものなんだよ。
酸素や水などの資源を大量に消費するし環境は破壊するし。
そんな無駄というかむしろフリーザ様並に邪悪な者なのでは?と思わずにはいられない無駄なもの(人)だけれど、なぜか存在する。
だったら無駄なものなら無駄なものなりに価値を提供していきましょうよ。
「今の私が人に教えることなんてしていいのかな・・・」
こんなことを考える人は、他者への信頼、地球への信頼がないのかもしれないよ。
「あなたという無駄な存在を必要とする人は必ずいるから」
なんてこそばゆいことを言うつもりはないけれど、
「あなたは地球にとって無駄な存在だけど、それが存在しちゃいけない理由にはならない」
とは大声で言いたい今日この頃です。
ここまでありがとうございました。
山本
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