線路は続くよどこまでも
「♪せんろは つづくよ どこまでも
のをこえ やまこえ たにこえて
はるかな まちまで ぼくたちの
たのしい たびのゆめ つないでる♪」
こんにちは、山本です。
先日、学生時代の友人と池袋の西武口から
徒歩2分の場所にある焼肉屋に行きました。
3年ぶりに会った友人は結婚もし子供もでき
立派な人生を歩んでいるように見えましたが、
いきなりこんなことを言い出しました。
「お前、フィリピン行ったことある?」
「ない。」
「じゃあ、ベトナムは?」
「ベトナムはあるけど何で?」
「いやーなんかさ、東南アジアに行きたくってさ」
「休暇で行けばいいじゃない」
「休暇じゃなくてさ、そのまま住みたいだよねー」
「だったら住みゃいいじゃん」
「そうは言ってもさぁ・・・」
よくある居酒屋トークでしかないけれど、彼の話を
聞いているとその根底には「人間関係の煩わしさ」が
あるみたいなのです。一言で言えば、
「全てを断ち切って、誰も知らないところに行きたい」
って感じでしょうか。
本当に断ち切りたいものは・・・?
誰しも一度はこんな気持ちになったこと
あるのかもしれませんね。
もちろん僕にだってあります。
でね。
人間関係を断ち切るって案外簡単にできるもんです。
携帯を解約して、引越して、会社を辞めれば、
95%くらいの関係性は断ち切れます。
過去に四度もやったことある僕が言うのだから
間違いありません。
ただ人間関係を断ち切ったからって、彼が望むような
人生にはならないと思うのです。
それは、断ち切りたいのは人間関係云々ではなく、
今の自分だから。
・・・「変身願望」って言った方がわかりやすいかな?
要するに、今の自分に不満があるから、全てを
リセットしてやり直したいってこと。
そう思いません?
でも、そんな自分を見ないのか、認めたくないのか、
隠したいのかは人それぞれだけど、周りの環境のせいに
したがるのが僕らなんだと思います。
「満足な豚であるより、不満足な人間である方が良い。」
と、イギリスの哲学者は言ったけど、僕らは多分
死ぬまで不満足なのでしょう。
イチローだって、アンジェリーナ・ジョリーだって、
クリスティアーノ・ロナウドだって、ラポ・エルカーンだって、
きっと100%は満足していない。
いや、満足していたら高みを目指さないから、
絶対に不満足なはず。
そう考えると、僕らが持つ自己不満は当たり前どころか、
まだまだ足りないくらいなのかもしれませんよ。
もし、人間関係を断ち切りたいのなら、まずはこの不満足を
認めた上で断ち切ればいいんじゃないかな。
結局、人間関係は断ち切ることは出来ても、人生は途中で
断ち切れるもんじゃないんだから。
「♪せんろは うたうよ いつまでも
れっしゃの ひびきを おいかけて
リズムに あわせて ぼくたちも
たのしい たびのうた うたおうよ
ランラ ランラ ランラ
ランラ ランラ ランラ
ランラ ランラ ランラ
ラン ラン ラン♪」
ここまでありがとうございました。
また明日。
山本
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