『ヴィレッジヴァンガード』は本屋なのか?



『ヴィレッジヴァンガード』『蔦屋書店』

この2つの本屋はいつも僕に驚きを与えてくれます。



こんにちは、山本です。

小雨のちらつく夕暮れ時、夕飯の買い出しを目的に
たらたらと歩きながらふと「いつもと同じじゃ
つまらないな」と、普段は滅多に行くことのない
最寄り駅の反対側に繰り出してみました。

お盆だからなのか、雨が降っているからなのかは
わかりませんが、いつもより人は少なめ。

そんな中でも、駅すぐの雑多な路地が幾重にも
交差する飲食街に店を構える小料理屋はいそいそと
開店準備に取りかかっています。

哀愁漂うその光景は、お酒を飲まない僕にさえ
「今日は小料理屋にでも行ってみようかなー」
という気持ちを起こさせます。

じゃあ開店までどこかで時間つぶしでもと周りを
見渡すと『ヴィレッジヴァンガード』の看板が。

「ちょうどいいじゃない」ということで、
東京スター銀行の地下1階にある
『ヴィレッジヴァンガード』へ。



地下に下りる階段の段階で『ガチャガチャ』と
原色アピールがハンパない海外の毒々しい
お菓子のお出迎え。

入口すぐには夏だからか『海パン』『Tシャツ』
『ビーサン』の山積み、そのすぐ隣には川島小鳥さんの
写真集の特設コーナー。

この時点で自分が何屋に入ったのか忘れてしまいそうですが、
とりあえず本はあるかなあと足を踏み入れます。



ドンキホーテと似たりよったりな店内レイアウト。

細い通路の脇にはこれでもかってくらい
本屋とは関係のない代物が散見されます。

ボディーピアスと腕時計コーナーを通り抜け、
ようやく本が並べられている一角に。

まず目に飛び込んできたのは、『女性の取り扱い説明書』
『60秒で女の心をつかむ』『モテル女のしぐさ』。

なぜにこれ?と疑問を持ちながら、となりに目をやると

『ペスト』『異邦人』とカミュが並び、その横には

ドストエフスキー特集です。

うん、相変わらずの本屋と言う名の「カオス」がいい感じ。

ほぼ9割の人にとって『ヴィレヴァン』は「雑貨屋」
という位置づけだろうけど、ギリ「本屋」という気持ちを
忘れていない僕には、この「カオス」っぷりはいい刺激。

『機内食ドットコム』を書籍化した『みんなの機内食』の
横には、マグカップ、フォーク、ナイフが並び、お香の横には
宗教関連の本がある。

でもその横には岡本太郎のコーナーが。

関連があるようでないような、ないようであるような・・・

予定調和にはない楽しみ

僕らの周りにある本屋はほぼ2つ。

ネット(Amazonなど)と大型書店。

欲しい本が決まっている場合はネットで注文。

何となく本でも読みたいなあという場合は、
大型書店を逍遥。

で、どちらの場合にせよ、驚きはほぼありません。

Amazonのレコメンドは今までの購入・クリック履歴に
応じたものが出てくるし、大型書店では近隣コーナーは
似たようなものばかりですから。

もちろん、これが悪い訳でもないし、そもそも本屋とは
そういうものだと思います。

そういうものだとは思うのですが、もしありきたりな
「本屋」ではなく、一風変わった「本屋」に興味が
有るのなら、『ヴィレッジヴァンガード』行ってみると
新しい発見があるかもしれません。



あと、代官山にある『蔦屋書店』も『ヴィレヴァン』とは
違った刺激はあるかと思います。

『函館 蔦屋書店』も完成したみたいなので近々
行ってみようかな。。。



今日は以上です。

ここまでありがとうございました。

山本



追伸
『ヴィレヴァン』で本を大量購入してしまった結果、
「本が重いから帰ろう」と小料理屋には行きませんでした。
予定調和とはいかないものです。残念。。。残念?



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