カテゴリ:靴

靴磨きからの・・・ヴィパッサナー瞑想

「はあ・・・美しすぎる」

僕が靴磨きをしていつも思うのがこれ。

ぼやけた輪郭がはっきりする感じ
とでも言えばいいのかな?

革に入れた少量のクリームが、
靴の曲線とエイジングによってできた自然の皺から、
なんとも言えない輝きを放つ瞬間、、、
靴磨きという労力が報われるときでもあります。

靴磨きからの・・・ヴィパッサナー瞑想



【靴磨きと瞑想は一緒である。】

僕の持論です。

昨年、僕はヴィパッサナー瞑想というものを経験しました。

http://www.jp.dhamma.org/2033.html?&L=12

一言で説明すれば「10日間山にこもってひたすら瞑想」。

僕はこの10日間で「現実」というものに触れられた気がします。



どういうことかと言いますと、、、

「誰にも教えないでここにきてしまった。
 もし今、親が僕に連絡を取ろうとしたら・・・
 警察に捜索願とか出すかもしれない・・・」

携帯も預け、10日間沈黙を守らなくてはいけないヴィパッサナー瞑想で、
僕の頭の中はパニック寸前。

心臓の鼓動が早まり、呼吸は苦しくなり、圧迫感が僕を襲います。

「なにを大げさな?」

と思われたかもしれませんが、満員電車でパニックになる僕は、
10日間瞑想をし続けなければならないという、何とも言えない
圧迫感に襲われてしまったのです。



【呼吸だけに意識を向ける。】

ヴィパッサナー瞑想の前準備として、鼻の穴から入ってくる息、
出て行く息だけに意識を向けることを指導されます。

これ試しにやってみてください。

・・・・・結構できないでしょ?

直ぐに意識が他に向いてしまう。

「母親が心配しているかも?」
「せめてメールだけでもお願いしてみようか」

・・・・・息が苦しい。



とは言え、朝4時半からやることと言えば瞑想しかないわけですから、
とりあえず呼吸に集中しました。

「左の鼻の穴から入って、左の鼻から出て行く」
「両穴から入って、両穴から出て行く」
「右から入って、左から出て行く」

・・・・・

不思議でしたね。

呼吸に意識を向けているときだけ、パニックが治まっていたのです。



【現実って何なのか?】

僕らは現実を生きていると思っています。

本当にそうでしょうか?

例えば、お金の不安があったとします。

「仕事を辞めたら食べていけなくなる。」

確かにこういう現実もいつかはあるかもしれません。

ただ、「いま」を考えた場合、これは現実じゃないですよね?

「いま」は、僕のメルマガを読んでいる「いま」です。

「いま」仕事がないわけでもないし、
「いま」食べるに困っているわけでもない。

もっと言っちゃえば、
呼吸をしているあなたが「いま」のあなたです。



ちょっとわかりにくいですか?

じゃ僕の親父の例を。

僕の親父は

「俺は馬車馬のように働いて」
「今日の昼飯は270円のかけそばで」

といつもお金を気にしながら生きています。

彼の中では「お金が無くなったら生きていけない」
という思いが頭から離れないのです。

彼の年収は知らないけれど、
きっと一般的なサラリーマンよりは稼いでいると思います。

借金もなく、年金もプラスで貰える世代です。

でも彼の頭の中には「お金」という不安がいつもあり、
それを現実だと思って生きている。

僕が、ヴィパッサナー瞑想でパニックに襲われていたのと同じように。



【身体と精神】

「病は気から」ってありますよね?

これをまざまざと体験したのがヴィパッサナー瞑想でした。

パニックになればなるほど呼吸が苦しくなる。

逆に、呼吸に意識を向ければ向けるほど落ち着いてくる。



スポーツ後の爽快感を経験したことありますよね?

あれは、身体を酷使した結果の感情ですよね?

僕らはつい感情だけで生きてしまいますが、
感情によって身体も反応している。

いや、逆かもしれませんね。

身体の反応が先にあって、その後に感情があるのかもしれません。

だからこの世には修行というものがあるのかも。



【その不安は現実ではないかも?】

人には根源的な恐れというものがあります。

未知、放棄、裏切り、拒絶、生死

この恐れが頭の中で一杯になったとき、
まるでそれが現実だと錯覚してしまう。

「会社を辞めるのは怖い」(未知への恐怖)

僕は上司に辞めることを告げるとき足が震えていました。

でも「いま」こうやってあなたにメールを書いています。

「無職になるのが怖い」(放棄への恐怖)

サラリーマンだけが人生じゃない、
自分の足で立って生きる道を歩みたい。

そうして「いま」こうやってあなたにメールを書いています。



【一歩が踏み出せないのなら】

靴磨きをして下さい(笑)。

靴を磨いているときは、紛れもない現実ですから。

ランニングをして下さい。

苦しくて足が痛くなって嫌になるけれど、それが現実です。

断食をして下さい。

あれもこれも食べたくなるけど、
空腹が錯覚だと気づけるときがあります。

それが現実です。



【はい、深呼吸】

あなたも一度は言われたことありますよね?

緊張したときの対処法で。

これもある種の瞑想です。

身体と精神を繋ぐもので、
僕らが唯一意識できるのが「呼吸」です。

だから「深呼吸をして」って言うのです。

おばあちゃんの知恵袋じゃないですけど、昔から
意味はよくわからないけど僕らが何気なく使ってしまう表現に
案外本質があったりする、と僕は考えています。

エグゼクティブがやたらと身体を鍛えたり、ランニングに
勤しむのもこういう文脈で理解すると面白いですよ。

だから僕は明日も走るのです。

ここまでありがとうございました。

山本



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