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オーダーネクタイのすすめ

こんにちは。
山本です。

「ネクタイは、男が正しい装いをするなかで、
もっとも正体がよくわからないものだが、
もっともその人の正体を表すものでもある。」

と服飾評論家の落合正勝さんは仰ったけど、
この言葉が指す意味を理解したければ、街にいる
サラリーマンを数人観察していただければ直に
腑に落ちるかと思います。だって



・大剣が長過ぎる人は、だらしなく

・つんつるてんの人は、間抜けに



見えるはずですから。そして残念かなスーツを
着ている日本人の多くが、このどちらかに属して
います。

サラリーマンであれば毎日つけるであろうネクタイ
なのに、なぜそんな情けない事態になってしまって
いるのか?

やっぱりネクタイに関して、誰からも教えて
もらわなかったし、見本となる人もいない、そして、
今更聞けない、ってのがあると思うんですよね。

特に、今更聞けない、ってのは日本人らしいなって。
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」って頭では
理解できるけど、実行しようとするとなぜかできない。
わかります、その気持ち。現に僕もそうですから。

ただスーツをかっこよく着こなす必要がある僕たちに
とっては、そうも言ってられません。やっぱりどこかで
勇気を振り絞る必要があるわけです。



ではその勇気を振り絞るのはいつ?



ということで、今日はマリネッラのネクタイ受注会を
ご案内します、、、と言いつつすみません。
今日(10月14日)までです(苦笑)。

ですので、今日六本木に行けるのであれば是非に。

http://marinellatokyo.jp/2013/10/post-256.html



マリネッラは年に2回、3代目オーナーのマウリッツィオ・
マリネッラ氏が来日されて受注会を行っています。

まっ見方を変えれば出稼ぎみたいなもんだけど(笑)、
世界中のセレブや政財界の重鎮を顧客に持つマリネッラの
オーナーがわざわざ日本に来て、僕ら一般人のネクタイを
見立ててくれるのですから、嬉しいっちゃ嬉しいですよね。

僕は昨年初めて受注会に参加したのだけど、ミッドタウン店の
店長ステファノさんに

・紺のスーツに合うクラシックなネクタイが欲しい

・人前で話すことを前提とした柄

・既製のネクタイだとサイズが合わない

という3点を伝え、様々な生地、柄を提案してもらい、
サイズに関してはマウリッツィオさんに見立てて
もらいました。

もちろんイタリア語なので何を言っているのか全く
わかりませんでしたが(笑)、結果としては(確か)

「シルク生地は144cm、ジャガード生地は142cm、
 大剣の幅は9cm」

という見立てをしてもらい、柄に関しては、
シルクプリントの小紋柄、ジャガードの紺無地、
ジャガードのストライプ風の柄を3本、すべて
セッテピエゲ(7つ折り)でオーダーさせて頂きました。

その後、ジャガード生地でセッテピエゲだと僕的には
生地が厚すぎたので、次の受注会ではジャガード生地を
ノーマル仕様でオーダーしたりと、僕なりにネクタイ
ライフを楽しんでおります。



神は細部に宿る



と建築業界の名言がありますが、これは今では建築の
世界に留まらず、様々なところで比喩として使われて
いますよね。

僕は、マリネッラのステファノさんに以前こんな質問を
したことがあります。

山本:
「セッテピエゲ(7つ折り)って、結んだとき(ノーマル
 仕様と比べて)立体感がでるんですか?」

ステファノさん:
「いやいや、正直わかりませんよ。

 自己満足の世界だと思いますよ。

 お洒落が好き同士なら話題になるかとは思いますが、
 はっきり言ってセッテピエゲかどうかなんて見た目では
 わかりませんから」

面白いですよね。わざわざ1万円も高いセッテピエゲで
オーダーしても誰も気づかない。ただの自己満足(笑)。

でもね、この自己満足ってやつも大切だと思うんですよ。

「セッテピエゲを織れるネクタイ職人を応援したいから
 オーダーする」

「ネクタイに3万も4万もかけれる俺ってかっこいい」

「コンパのネタになれば」

理由はなんであれ、その拘りは自信へと繋がるはずだから。

僕は同じマリネッラのネクタイでも、既製品(僕が買った
既製品はどれも150cmほどあります)だとサイズが
合わないのでしっくりこないのです。(長さを調整して)
余った小剣はズボンの中に入れてしまうので、見た目には
わからないと思うんですよ。でも、なんかしっくりこない。

そんなサイズの合わないネクタイをしているときは、
ついつい気になってしまって不思議と落ち着かなく
なるんですよね。きっと、この落ち着かないオーラは
周りにも伝わってしまうものだと僕は思うのです。

逆に、たかが数センチかもしれないけれど、ビシッと
決まったときはやっぱり単純に嬉しいし楽しい。きっと
この雰囲気も不思議と伝わる。

落ち着かなくてイライラしている人と、嬉しそうに
楽しそうにしている人、人はどちらに魅力を感じる
でしょうか?



今は、100円でネクタイが買える時代です。そんな時代に
ネクタイに数万円もかけるのは、もったいない気持ちに
なってしまうかもしれません。

でもその数万円によって、周りからの見る目が変わることも
十分にあり得ます、というか絶対に変わります。だって
ジャストサイズのネクタイはかっこいいですから。

ネクタイの柄に拘りを持つ人は多少はいますが、サイズに
まで拘りを持つ人はほぼいません。

まずはサイズに拘ってみてはいかがでしょうか?

http://marinellatokyo.jp/2013/10/post-256.html



素敵なネクタイに出会えるといいですね。

ありがとうございました!

山本



マリネッラ受注会

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