バーのトイレとコピーライティング。

こんにちは、山本です。

先日、吉祥寺でバーを経営する友人からこんなことを言われました。

「お前が言った通りにしたらよくなったよ、不思議なもんだな」



吉祥寺通り沿いにある雑居ビルの5階。

バーには珍しく本棚がある。

約100年前のイギリスで作られたアンティーク本棚には、思想書、哲学書、学術書、宗教書が並んでいるかと思えば、ノベライズ、恋愛小説、料理本、ムック本、雑誌と、そのカオスっぷりがなんとも言えません。

8席、バーカウンターのみの狭い店内ですが、ジャズが心地よく流れる素敵空間で、女性のお客もちらほらと見かけます。

ただ1点、難ありなところは「トイレ」。

古いビルに居抜きで入った店内トイレは「和式」です。

別に、和式トイレが駄目ってわけじゃないし、大衆居酒屋のトイレのような汚さはないのだけれど、やっぱり居心地のよい店内とのギャップは否めません。

男性ならそこまで気にしないかもしれませんが、女性にとってトイレとは単に用を足す場だけではないのです。

「パウダールーム」


ここ数年、都内にはパウダールームという施設が増えています。

パウダールーム

「女性が駆け込むビューティスポット」なんて言われていたりするのですが、ヘアスタイルやメイクを整える専用の有料施設です(無料のもありますが)。

男性には全く理解できないかとは思いますが、女性にとってトイレとは用を足す場所プラスαの空間です。

でなきゃ、パウダールームというビジネスが成立するわけないですからね。

(女性のトイレが長かったりするのもこれで説明できるかも・・・)

裏を返せば、女性は、トイレという空間を驚く程シビアに見ているとも言える。

余談ですが、多くの女性には行きつけのトイレがあります。

緊急を要するとき意外は、「あの場所ではここのトイレ、この駅ではこのトイレ」といった感じで。

女性と一緒にいるとほんと勉強になることばかりです。



話を戻して。

バーに居心地の良さを感じているなら、多少トイレが汚くても気にしないのが男性。

バーに居心地の良さを感じてはいるが、多少でもトイレが汚れているのが気になる女性。

トイレを改善をするにこしたことはないわけです。

社会的証明を利用した注意書きをトイレに貼ってみた結果・・・


そこで僕はその友人に

いつも綺麗にご利用頂きありがとうございます。

って書いたものをトイレに貼ってみなとアドバイスしてみました。

コピーライティングを勉強したことある人なら、誰でも知っているこの注意書き。

コンビニのトイレにはよく貼ってありますよね。

これは、社会的証明(人は周りの行動を手本としてしまう法則)をベタに使ったコピーです。

ベタ中のベタで、何の面白みも創造性もないコピー。

でも、これによって女性のリピーターが2割程度増えたとのこと。

トイレは綺麗、女性客も増え、お店側も売上げが伸びる。

ベタなコピー1枚で、誰もが得をする関係(これもベタですがwin-winの関係ってやつですね)が構築できたわけです。

知識は道具(ツール)。


ただ「社会的証明は影響力あるなー」を知識として持っている(知っている)だけでは意味はありません。

これをあなたの文章にどう活かすのかが重要で、その思考の過程こそが、知識が知恵へと昇華するかの分かれ目です。

鋤(すき)は持っているだけでは邪魔になるだけです。

鋤で畑を耕すからこそ、美味しい野菜が収穫し食すことができるのです。

僕はあなたにツールと、ツールを使った具体例はお伝え出来ますけど、そのツールを使えるのはあなただけです。

頑張っていきましょう。

ここまでありがとうございました!

山本



追伸:
ダイレクト出版のコピーライティング本レビューはこちらです。

現代広告の心理技術101レビュー

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