幸せの条件

「あなたは幸せですか?」

と真顔で聞かれたら、どこかの宗教団体への勧誘と勘違いしてしまいそうですが、幸福度調査なるものがあるのをあなたはご存知でしょうか?

※参考:Pew Research Center

こういった調査が何をどう反映しているのかは僕には全くわからないのですが、

「世界を相対とすると、幸福度を感じている日本人は少ない」

ということがこの幸福度データからは読み取れます。

もちろん、「幸せ」という目には見えないものを可視化するのは無理がありますから賛否両論あるかとは思いますが、なんとなく、「地球に生まれてヨカッター!」と100%で言える日本人は海外に比べると少ない気もします。

でもそもそも論として「幸せ」ってなんなんでしょう?

よく言われるのが、

「好きなことをしているときが一番幸せ」

です。

例えば子供。

子供を見ていて思うことがあります。

「ほんとこいつらバカだなあ」って。

関西圏の方は「バカ」って言うと見下した意味に捉えるけど、そうではなく、なんて言うか・・・ついつい口元を緩めながら言葉が出ちゃう感じです。

彼らは誰に言われるでもなく、誰に遠慮するでもなく、全力で遊んでいる。

遊びに全てを注ぎ込み、誰かが遊んでくれるのを待ってもいない。

「我が道を行く」をここまで地で行く生き物を僕は子供以外に見たことがない。

きっと彼らは幸せに包まれて生きているのでしょう。

でも、、、

多分、「幸せ」って概念はやつらにはないだろうから、そんな感覚があるのか?と言われると、、、「?」なわけです。

ただ、そんな子供の横にいる親御さんを見ていると幸せのヒントを見つけることができます。

見えないからわからない。

30代も半ばに差しかかってくると子供を持つ友人が増えてきます。

皆それぞれに子育てには苦労しているご様子。

それもそうだよね。

「親」をやるのは初めてなんだから。

子育てのせいで夫婦仲が悪くなるケースもあるだろうし、子育てのせいで仕事に追われるケースもあると思う。

少しノイローゼ気味の母親もいるし、軽い鬱でも仕事に行かなきゃいけない父親もいる。

そんな彼らに「でも、幸せでしょ?」と問うと、大体が一呼吸置いて「幸せだよ」と答えます。

・・・なぜ一呼吸置くのでしょうか?

仮に幸せを十全に感じているのなら、食い気味即答で「幸せだー!」と返事があってもおかしくないはずです。

でも多くの場合は、

「何となく、よくわからないけれどこれが幸せなのかな・・・?」

的な感じで答えるのです。

でもさ、その気持ち何となくわかりますよね?

だって、「幸せ」って目には見えないものだから。

今が幸せかどうかわからない。

ピンクレディーはその全盛期の睡眠時間は毎日1時間半程だったと言います。

今の自分が何をしているのかわからない、正に目が回る忙しさだったわけです。

今で言うとAKB48とかがそうなのかもしれませんね。

小休止すら許されない日常を彼女たちがどう思っているのかはわかりませんが、端から見れば芸能人としては輝いている見える。

言い方を変えれば「幸せ」に見える。

もちろん本当の意味での幸せを実感しているアイドルは一握りなのかもしれません。

ショービジネスの世界なんて魑魅魍魎の世界なわけですから。

でも彼女たちの多くはピンクレディー同様に、数十年後に「AKB48時代は幸せでしたか?」と問われたならばきっと「幸せでした」と答えると思うのです。

売れた売れていないに関わらずね。

なぜか?

それは、、、

人のために生きているから。

AKB48ならファンのため、親なら子供のために生きている。

人は誰しも自分だけの幸せを求めるものですが、そんな自分一人の幸せなんてないのです。

僕らは偉そうに自分一人の力だけで生きているように錯覚しますが、それはお門違い。

ジョージアのCMじゃないけれど「世界は誰かの仕事でできている。」わけですからね。

生きているだけで誰かのご厄介になっている。

僕らは生まれてこのかた一度たりとも他人から切り離されて生きたことはないのです。

不幸になるのは簡単です。

不満を抱くのも簡単です。

何もせずにずっと待っていればよいのですから。

白馬の王子様を待つような女性は、幸せを商品か何かと勘違いしがちです。

誰かが届けてくるってね。

そういう見方で世界を見てしまうと、全てが倦怠の色に染まってしまいます。

だってそうでしょ?

どんなものでもいつかは必ず飽きるだから。

でもね、自分から「幸せになる」と決めた人には飽きるという感覚はないんだよね。

だって、幸せは義務だから。

人は一人では生きられないのですから、他者の存在を考えざるを得ない。

これは仮にあなたが人間不信者だったとしても、他者がいて初めて自分の幸せを実感できるのが人というものなのだから致し方ない。

「幸せ」は義務なのです。

税金と同じ。

嫌でもやらなくてはいけないのです。

ただ偽善者ぶって自分に嘘をつく必要はありません。

人間どうしたって嫌いな人はいるもんですから。

まずはたった一人でいい。

たった一人でいいので、あなたの義務を遂行してみて下さい。

親が子供を愛するようにね。

出来る範囲で構わないから。

幸せの条件とは?

条件ってくらいですからね。

制約や制限があってこそ成り立つもの。

じゃあその制約は?

幸せになるという義務を全うすることです。

あなたは、幸せになりたいと思うのではなく、幸せにならなくてはいけないのです。

それがあなたに課せられた義務なのですから。

ここまでありがとうございました。

山本



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