YouTubeの閉塞感
こんにちは、山本です。
海外のとあるモチベーターが
「YouTubeは覚醒剤」
と言っていました。
確かにYouTubeは、一旦アクセスしたら最後、日がな一日見続けることも可能な効能を持っているメディアであることは否定できません。
テレビと違って自分でどのチャネル(動画)にもアクセスでき、観たければ観て、観たくなければ違う動画をクリックすればよいという自分勝手が通るメディアです。
そんなYouTube。
なぜ飽きもせずに見続けられてしまうかというと、レコメンドが僕らをあおり立てるから。
関連動画がこれでもかってくらい永遠に続きます。
「あなたへのおすすめ」
便利(進化)なんだか、不便(退化)なんだかわからなくはなりますが、ふと気づくといつも同じようなジャンルのレコメンド動画で埋め尽くされていることに気づきます。
まあ、YouTubeはGoogleの傘下ですから、属性をマッチさせた広告出稿が命題のGoogleとしては当たり前のプログラムなのでしょう。
異物はスルー
そんなYouTubeのレコメンド機能ですが、時たま「なんだこれ?」って動画が混じっていることあります。
猫関連の動画を観ていたのに、高専ロボット特集とか、
車関連の動画を観ていたのに、素人のハロプロ座談会動画とか。
どこかでそれ関連の動画をクリックしたからなのか、敢えて無関係な動画を混ぜ込むYouTube側の戦略なのかはわかりませんが、大概はそれらは「異物」としてスルーされます。
だって興味がないのだから。
(インパクトのあるサムネイル画像だったらクリックするだろうけど・・・)
でもさ、異物をスルーする自分、そして、似たような動画ばかりレコメンドしてくるYouTubeを客観的に見ると、ちょっとしたパラドックス(逆説)に気づけるんだよね。
グローバル化のパラドックス
「グローバル化」なんて今は誰も言わなくなりました。
それは、流行り廃りではなく、誰の中でもグローバル化が「当たり前」となったからだと思います(実感のあるなしは別として)。
グローバル:世界全体にわたるさま。世界的な。
広辞苑ではこのように書かれていますが、確かに、ネットのおかげで僕らの生活は格段と豊かに、そして世界が近くなりました。
今はもう、手紙に必要性はありません。
電話の必要性もなくなりつつあります。
それは、ネットがあるからです。
今のバックパッカーの必需品はスマホとなりました。
ビジネスをやる上でネットを使わない企業は生きていけない時代です。
僕らが当たり前と感じているグローバル化は、テクノロジーの推進によって支えられています。
そんなテクノロジーを手に入れた僕らは「World Wide Web」の名の通り、いつでもどこでも世界全体へアクセスできます。
まるで神にでもなったかのように。
でもふと気づく。
「あれ?いつも同じような動画ばかり観てないか?」
「あれ?いつも同じ人にばかりいいね!をしてないか?」
ってね。
世界が広がりすぎた結果、世界が狭くなっている現実
人間の脳は、情報がありすぎるとフリーズするように出来ています。
「混乱した脳は『NO』と言う」
なんて言われていますからね。
僕らは、否応なしに世界が広がってしまう時代に生きています。
なのに、気づけば恐ろしい程狭い世界に閉じこもっている自分がいる。
怖いですよね。
だったらさ、敢えて逆を行きましょうよ。
勝手に世界が広がるなら、意識的に世界を狭くする。
うーん、、、「世界を狭くする」って言うと誤解されるかもしれないな。
要するに、「情報を遮断する」ってやつです。
ネットにアクセスしない・・・が、無理だとしても、ネットへのアクセスを制限する、はできますよね?
母親に「ファミコンは1日30分だからね!」と言われましたよね?
そういった規律を自分で作る。
自己規律の中にこそ自由があって、その自由の中にいるとき初めて「世界は広い」と感じれるんじゃないかな。
もしあなたが閉塞感を少しでも感じているのであれば、出来ることからで構わないので自己規律を意識してみて下さい。
ここまでありがとうございました。
山本
追伸
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ネットだから聞けることもあるかと思います。
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