「やりたいことがない」と悩むあなたへ【Vol.3】やりたいことは自分と共に成長する

こんにちは、山本です。

前回は、「やりたいことがない」で悩む理由は、「やりたいことがない」という問題を課題にまで落とし込めていないからとお伝えしました。

ではなぜ僕らは「やりたいことがない」を課題にまで落とし込めないのかを考えてみたいと思います。

よろしくお願いします。

夕飯の献立と夢(目標)の違い

前回例として取り上げた「夕飯の献立」。

僕らは夕飯の献立は課題として取り組めるのに、夢や目標といったものになると途端にフリーズしてしまいます。

なぜなんでしょうか?

これについては前回、考えといて下さい、とお伝えしましたがいかがでしたか?

多分ほとんどの方は、感覚的にはわかるのだけどいざ言葉にしようとすると難しい、という感じだったかもしれませんね。

まあ言葉にできるかできないかは、今はどうでもよいとして、大切なのは考えること自体ですから。

これからも考え続けていきましょう。



で、質問の答えですが、、、

具体的に思えるか思えないかの違い

です。

夕飯を作らないとお腹が満たされません。

夕飯を作らないと家族からブーブー言われます。

だから献立を考える。

緊急性が高い、とも言えます。



逆に、夢や目標はなくたって生きていけます。

夢や目標がなくてもご飯を食べることができます。

夢や目標がなくても社会で生きていくことはできます。

故に、緊急性は低い。

「緊急性」という言葉がわかりにくかったら「より身近に感じられる」でもいいです。

そう、僕らはより身近に感じることの方が考えやすいんだよね。

もしね、「やりたいこと」が夕飯を作ることだとしたら、誰も「やりたいことがない」と悩まないわけです。

ですよね?

はい、わかりますよ、あなたが言いたいことも。

「やりたいことってそういうことじゃなくて、もっと使命感を持ってやれるようなことを・・・」

でしょ?

賞罰教育を経て、サラリーマンをやっているのであれば尚更そう思うことでしょう。

でもさぁ、今はやりたいことがないのだからしょうがない、とある種割り切って「より身近に感じられること」を「やりたいこと」や、夢・目標にするべきだと僕は思うのです。

歯に衣着せぬ言い方をすれば、

かっこつけないで、欲求に従えばいいじゃない

です。

かっこつけないで、欲求に従えばいいじゃない



心理学の世界に「マズローの欲求5段階説」というものがあります。

使い古された理論なので「またその話ですか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、使い古されても尚残っているということはそれだけ有用なわけですから使わない手はありません。

マズローの欲求5段階説を簡単にご説明すると、人間の欲求は段階を経て自己実現欲求へと向かっていくといことをヒエラルキーで示したものです。

  • 第一階層「生理的欲求」(食べたい、寝たいなど)
  • 第二階層「安全欲求」(雨風をしのぐ家、健康など)
  • 第三階層「社会的欲求」(帰属意識、仲間が欲しいなど)
  • 第四階層「尊厳欲求」(他者から認められたい、尊敬されたいなど)
  • 第五階層「自己実現欲求」(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)

マズローの欲求5段階説



僕らはおりこうさんになりすぎたんだよね。

日本で普通に生きているだけで、世界のトップ1%に入るだけの学力、経済力を有するわけです。

だから僕らは、自分でも気づかないうちに全能感の中で生きてしまっているんだと思う。

だから、いきなり第五階層の「自己実現欲求」を求めたがる。

そりゃ無理だって。

ひとつひとつ階段を上っていきましょうよ、確実に切実に。

やりたいことは変わって当然

だから最初は、

「お金がほしい!」とか
「好きな事して遊んで暮らしたいたい!」とか
「綺麗な女性と付き合いたい!」とか、

そんなもんでもいいと思うのです。

これを経て一つ一つ階段を上っていけば、やりたいことも成長していくはずですから。

売れている芸人さんなんかはこの典型じゃないですか?

最初は、「金持ちになりたい!」「いい女を抱きたい!」だったのが、売れていくうちに「日本の笑いのレベルをあげたい」とか言い出すじゃないですか。

また僕の知っている人だと、最初は単に「スーツが欲しいから」って理由でビジネスを始めて、今は「世界平和」を目指していますからね。

もちろん、あなたが芸人になりたいわけでもないし、ビジネスをやりたいわけでもないかもしれない。

でもやりたいことを見つけるというのはこういうことなのです。

「やりたいこと」とあなたは一緒に成長していくものなのですから。



なのに成長と言う名の現実を吹っ飛ばして、いきなり「人の役に立ちたい」とか「未来の世代に繋がる活動を」と言ったところで、満員電車に揺られながら嫌々通勤し、毎夜愚痴ばかりを言うサラリーマンでは、周りから「なに絵空事言ってるの」と一蹴されるだろうし、何より自分自身に嘘をついている感覚が拭えないと思います。

だから、何をしていいかわからず、結果何もしないで日々を怠惰に過ごしてしまうのです。

どうです?耳が痛いですか?

今日のまとめ

やりたいことは変わるものですから、まずはあなたがより具体的に感じられる欲求を見つけること。

「これはちょっと・・・」

と思ってしまうことの中に、今までかっこつけてやらなかったことがあるのかもしれません。

今日は以上です。

ここまでありがとうございました。

山本



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