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Tweed Run Tokyo 2014

2014年10月19日。

秋晴れの日曜日。

「紅葉にはまだ早い」と言わんばかりに緑のイチョウが生い茂る外苑いちょう並木。

そんな外苑いちょう並木にある『シェアードテラス 外苑いちょう並木店』の前には、朝9時の時点で大勢の人が集まっています。

「なんだ?なんだ?」

と、朝の散歩をする人、ランニングをする人、なぜか偶然通りかかった芸人までもが、不思議そうにその集団を見ています。

それもそのはず。

その集まった集団は皆が皆、ツイードを着た集団だったから。

Tweed Run Tokyo 2014



こんにちは、山本です。

「Tweed Run Tokyo 2014」に参加してきました。

1970年代のドネガルツィードの3ピースオーダースーツ。

今年新調したばかりの南イタリア仕立てのスーツを身に纏い、ウェスティンホテルでレンタルしたCANNONDALE(キャノンデール)にまたがり、東京の街を『ギフト』の木村拓哉ばりに走り抜けました。

「Tweed Run Tokyo 2014」の参加者は、所謂おしゃれさんがほぼ100%でしたので、いくらツィードに身を包んでいるとは言え、バリバリなクラシックスタイルではちょっと浮いてる感は否めませんでしたが、まっそれは僕がそう感じているだけだなのでよしとして、いやー気持ちよかったですね。

外苑から赤坂、霞ヶ関を抜けて、皇居で一休憩。

そのまま折り返して、六本木、青山一丁目経由で外苑に戻る、約10kmのラン。

学生の頃から知っている道、

サラリーマンだった頃に営業で通った道、

どの道も何度も通っているはずなのに、全く別の景色に見えるのだから不思議なものです。

凝り固まった価値観

僕はスーツに興味を抱いてから自転車に乗ることをやめました。

それは、スーツに自転車は合わないと思っていたから。

と言うのも、『Shall We ダンス?』の役所広司が家から駅までママチャリで通勤する姿のような、所謂「The 日本のサラリーマン」を自分に当てはめるのが嫌だったから。

(それに、レザーソールの靴だとペダルがすべるし、レザーソールが傷だらけになるからね)

それから、もう何年も自転車に乗ってはいませんでいした。

でも、今回「Tweed Run」に参加して、スーツで自転車に乗って思ったのは、

「いやいや、かっこいいじゃない」

です。

「Tweed Run」に参加している時は涼しい顔してたかもしれませんが、内心は「いやっほー」ですよ。

頬にあたる風、

太陽の照りつける感覚、

コンクリートから聞こえるタイヤのロード音、

ペダルを一漕ぎする毎に変わる景色、

そして、

お気に入りのスーツとお気に入りの靴。

何とも言えない高揚感に包まれてましたから。

もし、「Tweed Run」に参加していなかったら、きっとこの感覚を味わうことはなかっただろうなあと思うと、つくづく凝り固まった価値観は損をするなあと思えるわけです。

価値観を壊すために

僕らの価値観は、意識をしなければ自然と凝り固まってしまいます。

それは、人は「変化」を恐れるものだから。

新卒でも、転職でもよいですが、新しい会社の初日って絶対に緊張するじゃないですか。

でも1ヶ月も経てば緊張はなくなります。

当たり前と言えば当たり前ですが、この当たり前が、次の変化に対する恐れに繋がります。

「会社を辞めたい」と言う人ほど、会社を辞めれないのは、結局はこの変化に対する恐れなんだよね。

別にこういう人が悪いとか言いたいのではなく、僕らは無意識的に「変化」を恐れる生き物だと自覚することが大切だとお伝えしたいのです。

人は変化を恐れるもの。

そんな自覚、そんな知識があれば、今まで避けてきたことに対して前向きに取り組めると思いませんか?

今まで避けてきた誘いなどにも積極的に行ってみる気になりませんか?



いつも同じ顔ぶれの飲み会に参加するのは楽しいし居心地もよいかもしれませんが、もしそれが価値観の固執に繋がっていると感じるのであれば、変化を求めてみて下さい。

別に大きな変化じゃなくても構いません。

いつも行ったことない場所に行く、食べたことないものを食べる、買ったことのない色の服を買うなど、何だってよいのです。

ただ、その変化を「意識的」に実践することが大切だと僕は思います。



それでは、ここまでありがとうございました。

山本

追伸
昨年(2013年)の「Tweed Run」の動画です。


コメント

  • 渡しも参加しましたよ。気持ちよかったです。


  • Re:

    >>1

    doragonさん

    コメントありがとうございます!

    10月とは言え、暑いくらいの秋晴れでしたが、doragonさんの仰る通り正に「気持ちよかった」の一言でしたね。

    あと僕的には、スーツが好きな人に万年筆好きな人が多いように、

    スーツと自転車って親和性高いなあと感じながらのランでした。

    来年はマイ自転車でエントリーしちゃうかもしれません(笑)。


  • Re: Re:

    >>3
    私はT.R2回目なのですが、毎回大きくなってきてます。一年の中で一番好きなイベントです。ツイードの洋服が好きで、冬になるとお洒落を、楽しんでいます。私は古いラレーに乗っていますが、
    ツイードのスーツにはよく似合います。
    とももと昔のスポーツウェアーは、ジャケットに、ニッカポッカですから合わないわけないですよね。来年も参加しましょう!


  • Re: Re: Re:

    >>4

    doragonさん

    ご返答ありがとうございます!

    doragonさんは2回目の参加なんですね。

    自転車にはあまり詳しくないのですが、ラレーってイギリスの老舗ですよね?(たしか・・・)
    車で言うとベントレーって感じなのかなあ?

    僕の友人も自分の生まれ年の自転車で参加しましたが、古い自転車とスーツってほんと何とも言えない渋みが醸し出されて、調和がとれていると言うか、美しいと言うか、、、

    見ているだけでホレボレします(笑)。

    ツイードに関しては、今回他の方のも見させて頂いて、色んな可能性があるなあと感じた生地でもありますので、僕もdoragonさんばりに色々と楽しめたらと思う今日この頃です。

    それでは是非、来年お会いできたら嬉しいです!
    (倍率高そうですけど。。。苦笑)

    ありがとうございましたー。



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