やりたいことが見つからない。



「山頂を目指す登山なんて疲れるだけで意味はない」

って言ったらあなたはどう思います?



こんばんは、山本です。

昨年、何も考えずに富士山に挑みました。

たまたま伊豆に行く用事があったから「ついでに登っちゃおう」とノリで決めただけの富士登山

ただ決めたはよいが、伊豆に行くまで3日しかないのに、登山グッツなんて何一つ持っていないもんだから、慌ててレンタル屋を探し、コースを決めてと、なんやらかんやらと登ることは出来たのですが、1年経った今改めて考えてみると、2つの学ぶべきことがありました。

その2つとは、、、

  1. すべてにおいて「環境」が先行する
  2. 山頂を目指す登山なんて意味はない

です。

1.すべてにおいて「環境」が先行する

これは、先程もお伝えした通り。

「3日後に富士山」と「環境」が設定されてしまっていたので、それに向けてなんとかする、いや、なんとかするしかないわけです。

何に関しても、最近はメールでの問い合わせが主流なのかもしれませんが、そんな悠長なことは言ってられません。

電話しまくるわけです。

で、気づいたら富士登山口に立っていた。



仕事だったらこんなこと日常茶飯事なのだけれども、仕事以外ではなかなかできないこと。

例えば、「自分を変えたい」と思うけどなかなか一歩が踏み出せない人の多くは、「環境」に背中を突かれないからだと思います。

「いつかは、きっと・・・」とやらない言い訳は考えなくたって出てくるものですから。

2.山頂を目指す登山なんて意味はない

これに関しては、反対意見も多いとは思います。

それに「たった1回の富士登山で偉そうなこと言うな!」と思われる方もいるかもしれません。

でもしかたない、そう思ってしまったのだから。

ただもっと言葉を真摯に扱うならば


  • 山頂を目指す登山だったら、道中しんどくて二度と登りたくない



と言った方がよいかもしれません。

これはランニングにも通じることなのですが、「今日は10km走るぞ」と決めることは大事なのですが、10km後のゴールを考えれば考える程、嫌になってくるのと同じ。

めんどくさいし、身体は痛いし、呼吸は苦しいし。

10km走る意味なんて考えちゃうと続かないんだよね。

ダイエットが続かない理由と同じ。

でもね、距離を意識しなくなった途端、苦痛が少し和らぐ。

もちろん肉体的な苦痛は増すのだけど、精神的な苦痛は逆に減っていく。

ランナーズハイってやつがこれなのかもしれません。



登山もこれと同じ。

山頂を目指せば目指す程、嫌になってくる。でも、

「このまま歩き続ければ、いつかは山頂に着くだろう」

こう思えたとき、もっと正直に言えば、山頂なんてどうでもいいと思えたとき、少しだけ登山を楽しめた気がします。

夢とか目標とか追いかけるのやめません?

夢に向かって突き進んでいる人を見るとかっこよく、その背中なんて美しく見えるもんだから、ついつい僕らは何かに取り憑かれたように「自分のやりたいことは?」「自分がなすべきことは?」なんて考えがちだけど、それって山頂を目指すのと同じじゃないかな?

山頂を目指すことに気を取られ、「いま」を見ない。

山頂を目指すことに気を取られ、「過去」ばかりを見る。

だから、登りたいと思っているだけで、登ろうとしないんだよね。

あなたが何歳なのかはわかりませんが、まだ登っていないのなら、あと何年経っても変わらないと思うので、もうその山頂(夢・目標)を目指すのをやめてみてはいかがでしょうか。

山頂(夢・目標)なんて目指すものではないですから。

山頂は、気づいたら着いているもの、もっと正直に言えば、登頂なんて出来ないもんだと思いますよ、生きている限りは。

もちろん、区切りはあると思いますよ。

ジャンダルムに登頂した、カムイエクウチカウシ山に登頂したとかね。

でも生きている限り「そこにエベレストがあるから」じゃないけれど、ずーっと登山は続く。

ね?

そう考えると、今の現時点で夢とか目標とかないんだったら、無理して探す必要はないと思いません?

こんなことを言うと

「じゃあ生きる意味はあるのか?」

なんて哲学的な問いが出てくるかもしれません。

まあそれはそれとして、泥沼にはまり込んで欲しい問いではありますが、この問いがあなたの人生をより善くするなら考えるだけ考えたらいいと思うし、考えても意味ないじゃんと思うなら考えなければよいだけです。

まあその辺は好き好きにどうぞって感じではありますが、もしこの手の話題に興味があるのなら、今週の日曜日(28日)に「アドラー心理学は僕らにとって有用か?」というイベントを開催しますので、もしご興味があればご参加ください。

イベントは終了しました。



また「今回は行けない」という場合でも、メルマガ登録して頂ければイベントのフォローアップや、次回イベント情報などをご案内差し上げますので、宜しければご登録下さい。

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あっ、今思いつきましたが、登山イベントなんて面白いかも。

で、山頂で

  1. すべてにおいて「環境」が先行する
  2. 山頂を目指す登山なんて意味はない

についてディスカッションをする。

体験に根ざした濃いディスカッションが出来ると思いますが、どうです?

脳みそに酸素が足りてたらの話ですけどね。



ここまでありがとうございました。

また明日。

山本

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