つい言い訳しちゃうよね。



「いや、先方の常務が多忙で・・・」



こんばんは、山本です。

営業時代、月初めの金曜日に営業会議なるものがありました。

売上報告と当月の活動施策を発表する。

その準備で、前日は夜遅くまで資料作成をしていたものです。

「先方の承認が遅れておりまして・・・」

「価格ネゴがあって・・・」

発表の場は大体こんな感じ。

売上未達という負い目を言葉の数でごまかす数分。

「お前先月も同じこと言ってたじゃなーかよ!」

営業部長からの怒号が会議室中に鳴り響きます。

「・・・はい、、、でも、、、(沈黙)」

今思うと部長のあの罵声は売上未達に対してじゃなくて、
「言い訳」に対してだったのかもしれない。

相手の課題、自分の課題

売上未達は他の誰のせいでもない自分の責任です。

なのに、その責任を相手のせいにしようと必死で言い訳をする。

「先方の予算が縮小してしまいまして」

これは、「相手の課題」。

これに対して、「何をどうすればよいのか?」が「自分の課題」。

僕らが対応できるのは「自分の課題」だけなんだよね。

でも、弱い僕らはついつい「相手の課題」と「自分の課題」を
混同してしまう。

特に自分に後ろめたい気持ちがある時は。

表面をなぞる空虚感

「なんでわかってくれないんだ!」

と苛立ちながらあれやこれやと言葉を発した経験は
きっと誰にでもあると思う。

言えば言う程怒りのボルテージは上がって、時には
暴力(言葉の暴力)的な発言をしてしまった人もいるだろう。

本質を言いたいのだけれど、その表面をなぞる発言しかできない
あの空転感。

そんな時、ちょっとだけ冷静になってみる。

そして、「相手の課題」と「自分の課題」を分けて考えてみる。

そうすると、気づけることがある。

僕らに芽生えるその苛立ちのほとんどが「相手の課題」に
対してなんだ。



「相手の課題」はその名のとおり「相手」が解決する
「課題」であるのだから、僕らにはどうしようもない。

そんな「どうすることもできない課題」をなんとか
しようとするから、必然的に言葉数が多くなる。

ほら、「言い訳」って無駄に言葉数が多いでしょ?

素直に一言

「すみませんでした。」

って言える人が強い人なのかもしれないね。

だって、そう言える人って「自分の課題」を認めながらも、
それに取り組まなかった自分を認めてる人だから。

いいね!という「自己肯定」が蔓延している時代に、
難しいことかもしれない。

つい「言い訳」を言いたくなるかもしれない。

そんな時は、ぐっと堪えて「相手の課題」か
「自分の課題」かを考えてみる。

もし「相手の課題」だとしたら言うだけ無駄です。

もし「自分の課題」に対してだったら、「言い訳」なんて
言ってないでさっさと「課題」に取り組めってことです。



さぁあなたの課題は?



ここまでありがとうございました。

また明日。

山本

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