僕は優秀・・・

ある寿司屋で怒られました。

「マナーを守らない客に仕事はできない。」

僕は、予約の時間を守りませんでした。

「こっちは客だし、少しくらい平気だろ」

と無意識的に自分が優位な立場だと
勘違いした結果のお叱りです。

時間を守るというのは当然のマナーでした。

営業をしていたのに情けない。



僕らは比較の中で生きています。

それは、誰か・何かと比較しないと不安だからです。

身長161cm、50kgが大きいか小さいかは、
他者がいてこそわかることです。

ただこの比較に優劣はありません。

確かに、柔道においては180cm、90kgの方が強いでしょう。

でも、マラソンにおいては小柄の方が速いかもしれません。

つまりは、何が優れていて、何が劣っているのかは
環境によって変わるということです。

こう考えると、
優劣って概念自体が無意味なことのような気もします。

だけれども、人は優位になりたがる。

他人を馬鹿だと思いたがる。

浮浪者を見て「ああはなりたくないな」って
自然と思うのもそういうことだと思います。

もちろん、これが悪いことだとは思いません。

思いませんが、世界には自分より優秀な人が
60億人いるということを忘れてはいけない。

なのに、「無意識下」では誰しもが
自分は優秀だと思っている。

歩きタバコ、汚れたトイレ、ゴミの分別・・・

これらが消えないのは、優秀感をもった人で
溢れかえっているからです。

「こっちは客だから」と時間を守らなかった僕がよい例です。



優秀感を持った人の行き着く先は、
怠惰な人生だと僕は思います。

優秀だから努力しなくてよい。

こんな人生を歩みたいならそれでもいいが、
僕は嫌なので、「意識的」に生きて行きたいと思います。

ここまでありがとうございました。

山本



追伸
寿司屋の大将は、時間を守らなかった無礼な若造に対して、
和食のマナー、食材への感謝、仕事への姿勢、調和の循環、
呼吸の重要さ、丁寧さ、など、まるでセミナーのような感覚で
色々と教えて下さいました。

学ばせてくれる人に出会えたことに感謝です。
http://tabelog.com/fukuoka/A4004/A400401/40010846/



メルマガ登録
https://55auto.biz/bs2b/touroku/entryform2.htm

コメント


認証コード2676

コメントは管理者の承認後に表示されます。