「君には富が溢れている」

先日、僕の担当美容師がこんなことを言ってました。

「アーティスト指向の美容師なんて誰も求めてないよ」

なんでも、「美容師は凡人であってはならない」という
素敵な勘違いをされている方が結構いて、そういう人ほど
お客さんはどこ吹く風。

「さぁどうだ!これがオレの作品だ!」ってなりがちとのこと。

なんとなーくわかる気がする。

今は美容室に行くことに抵抗はないけれど、昔は結構ありました。

あの何とも言えない「オレ達、いけてるでしょ?」オーラが
僕的には苦手だったから。



でもよくよく考えたら、僕にも十二分にその要素はあるなーって。

営業時代、お客さんそっちのけで自社の製品説明に終始している頃があった。

無線LAN機器(WiFiってやつです)の営業だったのですが、
専門用語をドヤ顔で並べ立て自分が賢くなった気でご満悦。

当たり前ですけど、そんな営業からは買いたくないですよね?



これって自分は賢いって思われたい、裏を返せば、
「自分には価値がない」って感じてるってことだと思うんです。

だって、自分に自信がないから、他者からの評価を
気にするわけじゃないですか?

ゆえに、自分のセルフイメージを相手に押し付ける。

迷惑きわまりない奴です(苦笑)。



そして、押し付けたものをより強固なものとするために、
知識武装、見栄武装をし、自分の城を守ろうとする。

城に攻め込む者あらば、全力で無視する。

戦わず、無視しちゃう。

だって負けるのが怖いから。小さな城のくせして。



イチローとか、松井とか、平成の三四郎 古賀 稔彦とかは
受け入れられるけど、身近にいるちょっとすごい奴は受け入れられない。

他者との比較で、自分の無価値さを知るのが怖いから。



でもね、ある日否が応でも知るわけですよ。

自分の歩んできた人生なんて大したことないって。

替えのきく人生だなあって。

見方によっちゃ自虐的に聞こえるかもしれないけれど、
僕的にはそんなつもりはなく、だってこう思えたら自然と
他者のことを尊重できるようになったから。

「俺は馬鹿だから、この人の言ってること、言いたいことを
 きちんと把握しなきゃ」

って。



最近、僕は友人からよく「山本さんは人付き合い好きでしょ?」と言われます。

いやいや全然ですよ、むしろ逆。

自分は人見知りが激しい30代のおっさんという認識しかない。

だけれども、自己認識は大概間違っているわけで・・・

ですので、お世辞かもしれないけれど友人の評価を素直に受け入れると、
なんか自然と自分の価値ってのがどこにあるのかわかってきた気がするのです。

まっここはカリスマアーティストが代弁してくれているので、
虎の威を借りることとします。

http://youtu.be/GvHmMv2JHDk



ここまでありがとうございました。

山本



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