売れるセールスレターを書けるようになりたい。
『現代広告の心理技術101』が気になるあなたは、こんな事を考えているのではないでしょうか?
ダイレクト出版の中でもベストセラーの1冊(累計で1万4千部以上売れているそうです)は、どんな内容なのか?
実際に“セールスレターを書く”という点に重きをおいてレビューしてみました。
購入の際の参考にしてみて下さい。
いきなりですが、
“デメリット”からお伝えします。
と言うのも、この『現代広告の心理技術101』は多くのアフィリエイターが紹介していますが、皆一様に
「非常によかった、お勧めです。」
としか言っていないから。
確かに、この本はコピーライティングを学ぶ上で多くのメリット(後述します)はありますが、それが“あなたのメリット”となるかは話は別です。
3,700円という大切なお金で買うわけですから、きちんと納得した上で買いたいですよね。
ということで、まずは『現代広告の心理技術101』のデメリットからお伝えします。
本であるということ。
「はあ?」かもしれませんが、これ結構盲点です。
『現代広告の心理技術101』はページ数で343ページあります。
1ページに書かれている文字量は、哲学書よりは少ないけれど、携帯小説よりは多いです。
(文字の大きさはこのくらい)
(343ページあります)
買ったけど読まなかった本、あなたにもありますよね?
本を読むのに苦手意識がある方には343というページ数はデメリットかもしれません。
たださすが現役バリバリのコピーライターが書いただけあって、読みやすいです。
「コピーライティングでお金を稼ぎたい人」をわかった上での文章構成・内容となっていますので、まるで『ワンピース』を読むかのようにスラスラと最後まで読み進められると思います。
テクニックが多すぎる。
後ほどご紹介する『現代広告の心理技術101』のセールスページには目次が書かれています。
その目次にぱーっと目を通していただくと、あまりのテクニックの多さに驚かれるかもしれません。
・「相手の頭に入る方法」で17個
・「買わずにいられなくなる秘密のテクニック」で41個
人によっては何をどうしていいのかわからくなるかもしれません。
ただここで言える事は、「全部をやる必要はない」です。
あなたが『現代広告の心理技術101』読み進めていく中で、使えそうだと思うテクニックを一つ試してみる。
その結果で、次に使えると思うものを試す・・・
セールレターはテストと編集を繰り返すものですから。
これが一番のデメリットかもしれません・・・
それは、本を読んだだけでは売れるレターは書けないという点です。
まあでも、当たり前ですよね。
消費者心理学の教授が売れるセールスレターを書けるわけではありませんし、
ドラッガー、コトラーの本は暗唱できるくらい読み込みましたという人が、ビジネスで成功しているわけではありませんから。
『現代広告の心理技術101』の著者ドルー・エリック・ホイットマンはこう語っています。
「ただ信じるだけでは、あなたの懐にお金は入ってこない。
ただ信じるだけでは食卓に食べ物は並ばないし、身体に衣服はまとえない。車庫に新車も入れられない。
私はあなたに体験してほしいのだ。
私がお話しするテクニックを使って出てきた成果を。
あなたのビジネスが成長し、預金残高が増えていくさまを体験してほしい。
あなたに現金を手渡し、小切手を切り、クレジットカードで支払い、あなたのペイパル口座の金額を膨らませてくれる人の数が増え続けていくスリルを味わってほしい。
どのようにして?
私がお教えする原則を実行に移すのである。
何を売る商売であろうと、この本はあなたを成功に導く一助になる。
いつか、その成功のたとえほんの一部でも、私がお教えしたことが役立ったのだとあなたに言ってもらえる日が来れば、私もまた成功を収めたことになる。」
(『はじめに』から一部引用)
「売れるセールスレターを書きたい」と思う人は、ブログでもメルマガでもなんでもよいので、まずは実践する必要があります。
ただ・・・
「わかるけど、何をどう書いたらいいのかわからない」
と思う人もいるかもしれません。
でもそんなに難しく考える必要はありません。
「広告では、気の利いたものをめざすことは気の利いたことではない。」
(『「気の利いたもの」を追い求めない』から引用)
ですので、まずはあなたが売りたい商品・サービスの記事を書いてみる。
記事が書けないのであれば、メリットだけでもいいので羅列してみる。
次に、その書いたメリットをどう伝えるかを考える。
その際に用いるのが『現代広告の心理技術101』です。
「人が何を求めているのか?」
『現代広告の心理技術101』には、“生命の8つの躍動(Life-Force 8)”という誰にでも共通する基本的な欲求8つが紹介されています。
その8つをお伝えしてしまうと、、、
1. 生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい。
2. 食べ物、飲み物を味わいたい。
3. 恐怖、痛み、危険を免れたい。
4. 性的に交わりたい。
5. 快適に暮らしたい。
6. 他人に勝り、世の中に後れを取りたくない。
7. 愛する人を気遣い、守りたい。
8. 社会的に認められたい。
です。
さらにネタばらしをしてしまうと、セールレターというものは、この8つの欲求にあの手この手でアプローチするものなのです。
だって、この8つに異議を唱えられますか?
・・・ね? 難しいですよね。
先程、あなたが書いた記事(セールスレター、メリット一覧など)を相手にどう伝えるかを考える際に『現代広告の心理技術101』を用いるとお伝えしましたが、この8つの欲求を知っているだけで、見直すべきポイントがわかるはずです。
『現代広告の心理技術101』の中では、本の題名を変えただけで売上げを伸ばした例が5つほど紹介されています。
例えばこちら。
・ふさふさの金髪(年間5000冊) → ブロンドの恋人を探して(年間5万冊)
これは「4.性的に交わりたい。」へのアピールです。
僕らの周りにもこんな例はいくつもあります。
高級ティッシュの『鼻セレブ』。
これだってもともとの名前は『モイスチャーティッシュ』ですからね。
「6.他人に勝り、世の中に後れを取りたくない。」へアプローチした結果です。
コピー(広告)の目的は人に行動させる事。
そのためには、人をよく知らなくてはいけない。
だからこそコピーライティングには心理学の知識が必要と言われるのです。
『現代広告の心理技術101』はテクニックを紹介する前に、これをらを説明しています(先程の“生命の8つの躍動(Life-Force 8)”がその一つです)。
それを踏まえた上で、ダイレクトレスポンス広告業界で実証したテクニックの数々が実践しやすいように紹介されているコピーライティング本。
それが『現代広告の心理技術101』です。
「学ぶとは真似る事」とよく聞くかと思いますが、上っ面だけを真似しても売れるレターが書けないのはあなたも感覚的にもわかるかと思います。
決して、テクニックが先行するのではありません。
まずは根本的な事を理解した上で、この本に書かれているテクニックを真似る。
これが『現代広告の心理技術101』の使い方だと、個人的には考えます。
「売れるセールスレターを書けるようになりたい」という意識の高いあなたなら、手元に置いておいてもよい一冊だと思います。
↓
現代広告の心理技術101
ここまでお読み頂きありがとうございました。
山本